ミレニアム 3 眠れる女と狂卓の騎士
製作年:2009年
製作国:スウェーデン/デンマーク/ドイツ
監 督:ダニエル・アルフレッドソン
瀕死の重傷で病院で静養するリスベット。恐るべき巨悪の脅迫にも怯まずリスベット救済のために戦い続けるミカエル。ついに最終局面を迎えた裁判での迫真の攻防。
未読である原作でもそうなのであろうと予想するが、三作品とも趣向の違っているところが良い。1作目は本格ミステリー、2作目はアクション、3作目となる本作は法廷ミステリーと、続けて見ても飽きさせない作りになっている。
テンポ良く進んでいく展開で大いに楽しませていただいたが、留保点も残る。法廷ミステリーとして致命的なのは、リスベット(ノオミ・ラパス)の切り札が最初から明示されていることだ。これではいくら検察側が攻勢を強めようとも、緊迫感が高まらないではないか。
とは言え、これでもかというくらいの黒のパンクファッションで出廷するリスベットには、彼女の闘争心を感じさせ、大きなインパクトを残す。
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