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2010/01/21

沈まぬ太陽

製作年:2009年
製作国:日本
監 督:若松節朗

この世の中には絶対というものはない。恩地(渡辺謙)が労働組合委員長として強硬姿勢で交渉を続けてきたのは、会社を良くするためというひたむきな情熱からくるものである。だが、結果としてどうであろう。理不尽とも言える長期間の海外勤務への辞令。組合は分断させられ、何も機能を果たせなくなる。挙句の果てが墜落事故である。彼のしてきたこと何も実になっていないのだ。

もし、詫び状を書いたとしても、特に状況は変わらなかったのではないか。自分は何も間違ったことはしていないという強固な信念は美徳である一方で、周囲の実情を見ようとしない頑迷さにも繋がっている。矜持を保つということは何か、大いに考えさせられる大作であった。

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