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2010/01/26

戦場でワルツを

090815waltzwo02

製作年:2008年
製作国:イスラエル/フランス/ドイツ/アメリカ
監 督:アリ・フォルマン

都合の悪いことは忘れてしまうんだ。忘れていたことすら、忘れてしまっている。これが実話であるというから、脳内世界の不可思議を改めて感じさせる導入部です。もし、兵役時代の旧友から悪夢の話を聞かなければ、一生思い出すことすらなかったかもしれないし、本作品も作られることもなかった。

それほどの苛烈なトラウマを植え付けられた“サブラ・シャティーラの虐殺”。1982年に何があったのか、本作を見ることで初めて知る。歴史の皮肉を感じさせる事件。民族虐殺の仕打ちを受けたイスラエル人が、パレスチナ人虐殺に手を貸すようなことをするなんて。唖然とするしかない。そのことを教示されたことだけでも、本作品の存在意義はあると思う。

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» 『戦場でワルツを』 [シネマな時間に考察を。]
圧倒的なアニメーションの映像表現。その訴求力に脱帽。 疾走する野犬のオープニングから一気に惹き込まれ、 ざざざ、と鳥肌。ラストに震撼。そして、呆然。 記憶と罪と尊厳にまつわる異色のドキュメンタリーに我、思う。 『戦場でワルツを』 VALS IM BASHIR/WALTZ WI... [続きを読む]

受信: 2010/04/22 23:54

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