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2009/11/16

私の中のあなた

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製作年:2009年
製作国:アメリカ
監 督:ニック・カサヴェテス

遺伝子操作によって生まれてくるドナーになるべく宿命をおった子供。といえば、さる著名な作家の小説を思い浮かべます(その作家とタイトルは、その小説のネタバレとなりますので、ここでは伏せておきます)。いかに重病人を救うためとはいえ、選択の余地もなく切り刻まれていく子供たちの行末に暗然といたしました。

本作品のアナ(アビゲイル・ブレスリン)もその一人。彼女はドナーを拒否すべく母親サラ(キャメロン・ディアス)相手に裁判を起こす。その真意は、注意深く見ていれば、すぐに分かってくるものだ。白血病の姉ケイト(ソフィア・ヴァジリーヴァ)を救うべく、あらゆる手立てを講じるサラ。不撓不屈、決して諦めないという精神は、本来、誉められるべき美徳であるが、果たして、そればかりではなのではないかというのが本作品の問い掛けだ。正しい、間違っているという二元論ではなく、どれを選んでみても正しい。問題は誰が選ぶのかということではないだろういか。

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» 「私の中のあなた」(MY SISTER'S KEEPER) [シネマ・ワンダーランド]
「きみに読む物語」や「ジョンQ」などの作品で知られる米監督、ニック・カサヴェテスが、ジョディ・ピコのベストラー小説を映画化したヒューマン・ドラマ「私の中のあなた」(2009年、米、110分)。この映画は白血病の姉を救うため生まれてきた少女がある日、もう姉の犠牲にはならないと、両親を訴えたことから、崩壊の危機に瀕する家族と、両親や子供それぞれの心模様を切なくも優しい眼差しで描き出す。出演はキャメロン・ディアスや、アレック・ボールドウィン、「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイル・ブレスリン...... [続きを読む]

受信: 2010/04/11 12:58

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