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2009/10/12

コレラの時代の愛

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製作年:2007年
製作国:アメリカ
監 督:マイク・ニューウェル

純愛映画というのは数え切れないくらいあるけれど、本作品はその中でも異色中の異色であろう。初恋の女性を待ち続ける男というのは珍しくないかもしれないが、フロレンティーノ(ハビエル・バルデム)は簡単に共感しえない男である。出会いからの日から51年9ヶ月4日と細かく数えているところが薄気味悪いし、いかにフェルミーナ(ジョヴァンナ・メッツォジョルノ)を想い続けていたとしても、亡くなった亭主の葬儀のすぐ後で、求愛に訪れるというのは非常識も甚だしい。それでいて、彼女への純潔を誓いながら、結果的に肉体関係を持った女性のことを事細かくノートに記述しているのだ。

それだけなら陰気でつまらない男のように思えるが、関係を持った女性が622人もいるという。それも娼婦でない一般女性ばかりなのである。それだけの女性を魅了させる男が持ち続けた純愛。イメージのギャップが実にユニークな作品だったと思います。

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» mini review 09411「コレラの時代の愛」★★★★★★★☆☆☆ [サーカスな日々]
ノーベル文学賞作家ガブリエル・ガルシア=マルケスの名作を、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のマイク・ニューウェルが映画化。内戦とコレラのまん延に揺れる19世紀末から20世紀前半のコロンビアを舞台に、半世紀にわたって一人の女性への思いを貫いた男の純愛を描く。主演は『ノーカントリー』のオスカー俳優ハビエル・バルデム。多くの女性からの求愛に体で応えながら、心の貞節を守り続けた男の憎めない生きざまを感じ取りたい。[もっと詳しく] 76歳と72歳の、半世紀にわたる、痛々しくも馬鹿馬鹿しくも羨ましくもな... [続きを読む]

受信: 2009/10/24 03:36

» コレラの時代の愛 [悠雅的生活]
1897年、コロンビア、カルタヘナ。 [続きを読む]

受信: 2010/03/06 10:14

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