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2009/09/05

敵こそ、我が友 戦犯クラウス・バルビーの3つの人生

製作年:2007年
製作国:フランス
監 督:ケヴィン・マクドナルド

何故、元ナチスの親衛隊員だった男が戦犯として裁かれることなく、生き延びることができたのか。その理由は本作品をみるとよく分かることになるが、戦勝国の勝手な論理ということもあるであろう。だが、それだけではなく、この世の中には正義の戦争というものはなく、単に利害関係の対立が原因で戦争が起こるということも明らかになってくる。クラウス・バルビーはドイツ占領下のリヨンで卓越した手腕を発揮し、次々とユダヤ人を強制収容所へ送り込んだ。戦後、糾弾されてしかるべきであるのに、その腕を買われて、ソ連と敵対することになるアメリカ合衆国の戦力となっていくのだ。この矛盾こそ国際政治の真骨頂だと思う。

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