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2009/09/13

20世紀少年 第1章 終わりの始まり

製作年:2008年
製作国:日本
監 督:堤幸彦

かつて、ロックは娯楽ではなく思想だった。周囲からの押し付けでなく自分自身で生き方を選ぶ覚悟であり、世界は大きく変わっていくことを肯定した音楽だった。だが、現実はその通りいかない。ロックは産業化していき、個々の生き方を問い質すこともなくなっていった。ロックミュージシャンだったケンヂ(唐沢寿明)の挫折は、その象徴だったと思う。

失意の中で生きる彼は、カルト教団“ともだち”の事件に巻き込まれていき、ついに自宅まで放火されてしまう。ケンヂが捨てたはずのギターを取り延々とソロ演奏を続けるのは、反抗する決意を固めたからであろう。これぞロックだと思う。商業的に成功するかどうか否かは重要ではない。夜の商店街で路上ライブを続けるのは、ロッカーとして再生したからである。

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» 20世紀少年 [★YUKAの気ままな有閑日記★]
原作を全く知らないし、邦画にイマイチ盛り上がれない性質だけど(汗)、3部作の第1部を見逃して後から地団駄を踏みたくないので(←よくやる・涙)観てきました〜  監督 : 堤 幸彦  『明日の記憶』 『自虐の詩』 『包帯クラブ』 原作 : 浦沢直樹 『20世紀少年』 主題歌 : T.REX 『20th Century Boy』【comment】    スッゴク面白かったで〜す        早く続編が観たいよぉ〜  1969年、小学生のケンヂは仲間たちと空き地の原っぱに秘密基地を作った。そして遊びの一つ... [続きを読む]

受信: 2009/09/15 06:50

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