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2009/06/18

空とコムローイ タイ、コンティップ村の子どもたち

製作年:2008年
製作国:日本
監 督:三浦淳子

タイ北部の街メーサイ。そこに山岳民族アカ族の子どもと女性たち約150人が家族のように暮らす施設がある。本作品を見ることで、その事実を初めて知ることになる。確かにそれだけでも意義深いと思うが、一つの作品として見ると残念な出来と言わざるを得ない。どんな子供たちもただそこに生きているだけでいいということに三浦淳子監督は深い感銘を受けたことは、監督自身のナレーションで分かる。だが、映像からそのメッセージを受け取ることができないのだ。家族の元を離れ集団生活を送らなければならないタイの実情を描かないと監督は判断したのであろうが、過酷な状況と対比させてこそ無邪気な子供たちの笑顔の意味することが伝わる筈だ。イタリア人のペンサ神父とタイ人女性ノイさんが、この施設をいかに運営しているか、その苦悩の歴史もあるのではないか。裏側の現実をもっと見たかったという思いが消えないのである。

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コメント

トラックバック、有難うございます。
僕もこの作品は映像とナレーションが合っていないところがあるような気がしました。
でも、個人で海外にまでいってこのような作品を撮り上げたパワーと努力には頭が下がります。今後も頑張って欲しいものです。

投稿: kusukusu | 2009/06/18 22:58

kusukusuさんへ

コメントありがとうございます。

この監督が何に感銘を受けて本作品を
撮ったのか、そのことはよく分かりましたが、
それをいかに表現するかという方法論で
疑問を覚えました。

初めて知ることも多く、意義深い作品では
あるのですが、こう言っては失礼ですけれど
だんだん集中力がなくなっていくのが
分かるようでした。

残念です。

投稿: Stardust | 2009/06/19 21:45

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» 『空とコムローイ』 [地球が回ればフィルムも回る]
[画像] 淡々としているようでいて、かなり作為的なドキュメンタリー。 もちろんドキュメンタリーとは言え、編集、構成など作為でつくられているものであることは映画作品の前提であり、そのこと自体が悪いなどとは思わないのだけれども、ただナレーションの説明がちょっと多い気がするというのか、このシーンはこういう意味・・みたいな作り手の解釈をあれこれ言うものだから(ちなみに監督、撮影、編集とともにナレーターも全部、ひとりでやっている作品。その点は敬服するのだが。)、見る側が映像にひたって考える前に、作り手側が答... [続きを読む]

受信: 2009/06/18 22:48

» *空とコムローイ 〜タイ、コンティップ村の子どもたち〜* [Cartouche]
{{{   ***STORY***               2008年  日本 タイの最北部、ミャンマーやラオス国境に近いメーサイの郊外に、コインテップ村がある。ここでは、貧困や犯罪から逃れたアカ族の子供や女性たちが、イタリア人神父の下で暮らしていた。アカ族の中には、貧しさから売春や麻薬密売に手を出す者も少なくないからだ。やがてエイズに感染していたユイが、2歳の娘ファを残して亡くなる。ファは母親の死の意味さえわからない。村人の愛情を受けて育っていくファを、カメラは追っていく。    goo..... [続きを読む]

受信: 2009/06/20 21:05

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