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2009/05/27

重力ピエロ

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製作年:2009年
製作国:日本
監 督:森淳一

人は変わることができるのか。遺伝子レベルで変わらないものもあれば、育った環境で身に付くこともある。それを体現しているのが、春(岡田将生)だと思う。葛城(渡部篤郎)は常人では思いも寄らない思考方法で自らの犯罪行為を声高に正当化する相当変わった人物であるが、奥野正志(小日向文世)も柔和な笑顔の裏側にやはり普通の人には真似できない考え方を隠した男である。いささか強調され過ぎた感じもするが、その特異な二人の間に春は居る。彼も世間の常識に縛られない男の一人だ。偏見に苛まれた過去を消し去ることはできないけれど、“最強の家族”に恵まれたことでピュアの精神を保つことができたのだ。

彼の行った事象を一つ一つ拾っていけば、回り道をたどっているようにも感じるが、その手順を欠かせることはできないのだろう。何も怖いものがないような様子を崩さない彼であるが、大事な時にはそばにいて欲しいと泉水(加瀬亮)に頼る弱さも秘めていて、陰影深い人物像になっている。

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