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2009/04/08

映画は映画だ

製作年:2008年
製作国:韓国
監 督:チャン・フン

現実的に考えれば、現役の幹部クラスのヤクザが商業映画で助演クラスの出演をすることなどあり得ない話だ。いくらリアリズムの追求と言っても、こんな映画が劇場公開されることはまず不可能である。だから、最初の設定からしてリアリティーがないのであるが、ひとまずそれを置いておいて、演技とは何か、現実とは何かを思考するには面白い作品であった。

真剣に殴り合うという撮影シーンであるが、それ自体も実は演技であるという二重の意味で膨らみを持つ。演技らしい殴り合いと、真剣に殴り合っているように見えるリアリティー。その差が、明確にあるようにも見えるが、実はすべては演技なのだ。映画は現実味を持たせないと成立しないが、現実を越えたところにその真価が問われるのだと感じる。

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コメント

今晩は☆★
TBありがとうございました。
こちらもTBのみでいつも失礼して
おります<(_ _)>こちらからもTB
してみましたが、はじかれるようです。
ということで、コメントさせて頂きます。
現実を超えた醍醐味がまさに作品として
面白さを出したのでしょうか?
キム監督の原案・製作は上手くいった
ようですね。

投稿: mezzotint | 2009/05/31 21:23

mezzotintさんへ

コメント、ありがとうございました。

キム・ギドク監督は、なかなかありそうで
ありそうもない物語を生み出しますね。
その独創性に感服します。

投稿: Stardust | 2009/06/04 20:27

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