« ダイアナの選択 | トップページ | エンパイア・オブ・ザ・ウルフ »

2009/04/13

珈琲時光

製作年:2003年
製作国:日本
監 督:ホウ・シャオシェン

小津安二郎の生誕100年を記念して製作されたホウ・シャオシェン監督による東京を舞台にしたドラマ。直接的には小津安二郎を感じさせる作風ではなかったと思いますが、静謐な人間描写が心地よい作品でした。フリーライターの陽子(一青窈)と古書店の二代目主人、肇(浅野忠信)。二人は恋人同士だろうという最初に受けた雰囲気が、突然に覆されるドラマ展開に驚きました。普通でありながらどこか普通でない感じ。それでも違和感なく見られてしまったのは、詩情あふれる映像の力からでしょうか。いつまでも見続けていたい気分にさせられました。

|

« ダイアナの選択 | トップページ | エンパイア・オブ・ザ・ウルフ »

製作年:2003年」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 珈琲時光:

» 映画 【珈琲時光】 [ミチの雑記帳]
映画館にてリバイバル上映「珈琲時光」(2003年) 小津安二郎の生誕100年を記念し、小津を敬愛する台湾の名匠ホウ・シャオシェン監督がオマージュを捧げた人間ドラマ。 おはなし:資料探しに古書店街へ出向くうちに親しくなったフリーライターの陽子(一青窈)と古書店二代目の肇(浅野忠信)。ある日、高崎の実家に帰省した陽子は両親に妊娠している事を告げる。 小松−台北便就航記念としてリバイバル上映された本作。地元で公開された時に見逃していたので劇場で見ることができて良かったです。 一人の女性の何気ない... [続きを読む]

受信: 2009/04/13 21:32

» 映画『珈琲時光』 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
故小津安二郎監督のオズワールドに台湾人監督のホウ・シャオシェンが挑む。台湾人の父親と日本人の母親を持つ一青窈が主演をつとめるこの映画、あまりに日常的すぎる気だるく無口で静かな時が流れている。 物語の軸は陽子(一青窈)の妊娠と未婚の母になる思い、そしてその... [続きを読む]

受信: 2009/04/14 00:46

» コーヒーの日/ 珈琲時光(03・日) [毎日が映画記念日]
10月1日は「コーヒーの日」。 [続きを読む]

受信: 2009/04/19 22:41

« ダイアナの選択 | トップページ | エンパイア・オブ・ザ・ウルフ »