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2009/03/14

ダウト あるカトリック学校で

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製作年:2008年
製作国:アメリカ
監 督:ジョン・パトリック・シャンリィ

予告編の印象ではウィリアム・ワイラー監督の「噂の二人」(1961)のように、あるいは、周防正行監督の「それでもボクはやってない」(2007)のように、あらぬ疑いをかけられた主人公が事実無根であることを証明できず、悲劇的な結末を迎える物語かと予想しておりました。序盤こそ、その流れで進んでいきますが、中盤から大きくずれていきます。まず、この展開に唖然となりました。

それは追求されるフリン神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)にも、追求するシスター・アロイシアス(メリル・ストリープ)にも、白でもなく、黒でもない、灰色の世界にいるという視点から進んでいくからでしょう。規則に厳格なシスター・アロイシアスにしても、老化の進んだ修道女のために嘘を突き通すエピソードが印象深い。何かを守るために嘘は必要な時もあり、そのことを一つ一つ糾弾していけば、この社会は成り立っていかない。どこで折り合いをつけるべきか考えることが必要だと感じました。

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