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2009/03/06

オーストラリア

製作年:2008年
製作国:オーストラリア
監 督:バズ・ラーマン

なかなか賛否両論分かれる作品のようであるが、自分はとても気に入りました。メロドラマの基本のようなすれ違いの運命の果てに再会する恋人たち。物語の展開がことごとく読めてしまうのであるけれど、それがとても心地よい。リアルであるか否かは置いておいて、物語というものは一つの定番の中でこそ、魅力を増していくと感じました。「オズの魔法使」(1939)が全編にフューチャーされているが、映画の主題と密接に結びついているところが絶妙に巧いと思う。ナラ(ブランドン・ウォルターズ)が向かうアボリジニの旅立ちの儀式“ウォークアバウト”とも重なるし、サラ(ニコール・キッドマン)がはるばる異国のオーストラリアにやってきて経験する様々な試練も、ドローヴァー(ヒュー・ジャックマン)が真の愛を手にするまでの逡巡も、冒険旅行を経て自分の居場所を見出す旅であったと見ることができるのだ。

「オズの魔法使」は特定の世代に限定されたものでなく、年齢性別を越えて、それぞれに当てはめることのできる自分探しの物語であると改めて認識いたしました。

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製作年:2008年」カテゴリの記事

コメント

こんばんは!ミスターシネマです。
トラックバックありがとうございました!

オーストラリアの壮大な自然のスケールの大きさは圧巻でしたね。
特に、火事に驚いて何頭もの牛が逃げるシーンが一番好きですね。
何頭かの牛は崖から転落していましたが、あれはCGなんでしょうか…。

この映画の主役は、白人とアボリジニの混血児の役を演じたナラだと思います。今後に期待ですね。

終盤に日本軍兵士がアボリジニを銃殺するシーンがあることから、批判的なコメントが多く見られますが、僕としてはいい作品でしたし、また見たいと思える作品でしたね(^0^)/

僕も映画のブログを作っています。
時間の空いているときなどに遊びに来てください♪

投稿: ミスターシネマ | 2009/03/07 21:41

ミスターシネマさま

コメント、ありがとうございます。

監督のインタビューによると、ナラ役のブランドン・ウォルターズは、演技の経験もなくオーディションで選ばれ、撮影後、オーストラリアの大自然の中に帰っていったということです。

その自然な佇まいが素晴らしかったですね。

投稿: Stardust | 2009/03/08 18:40

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