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2009/01/31

ここに幸あり

製作年:2006年
製作国:フランス/イタリア/ロシア
監 督:オタール・イオセリアーニ

左遷。失脚。離婚。財産も住む家さえも失ってしまう突然の事態。人生のメインストリームから外れてしまったようで、生きる意欲もなくしてしまうだろう。そんな時、気の置けない友人たちを持っているのといないとでは、大きな違いがある。大臣の職を追われたヴァンサン(セヴラン・ブランシェ)。彼の過去は描かれていないが、大臣になるくらいであるから、エリート街道を歩いてきたのであろう。きっと、そんな時にも地位に胡坐をかいて傲慢な振る舞いなどしてこなかったに違いない。だから、たくさんの失敗を重ねながらも、誰かが救いの手を差し伸べてくれることになるのだ。一緒に食べて、飲んで、歌う。そんな場面の繰り返しで、とてものびやかな気分になれる。だが、誰もがヴァンサンのようになれるわけではない。それまでの生き方が問われている。

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» 『ここに幸あり』 [ラムの大通り]
(原題:jardins en Automne) ----まるで日本の昔の歌謡曲みたいなタイトルだニャ。 「うん。でも原題はまったく違っていて フランス語で『秋の庭』を意味する言葉。 監督のオタール・イオセリアーニいわく 『秋は失ってしまった時間を悔いる季節』。 そう、この映画は、生きる喜びの再発見の物語なんだ」 ----再発見? 「物語はいたってシンプル。 職を追われた大臣が、 酒を酌み交わしたり、音楽を奏でたり、 さらには幼い頃過ごした場所に帰ったりする中で 仲間とともに生きる喜びを再発見すると... [続きを読む]

受信: 2009/01/31 22:36

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