K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝
製作年:2008年
製作国:日本
監 督:佐藤嗣麻子
第二次世界大戦を回避したという架空の日本を舞台。そのレトロ・フューチャーな雰囲気は「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」(2004)を想起させる設定であった。現代の日本で起きている格差社会への強烈な批判を込められていることは明らかであるが、あまりにストレート過ぎて深みがない。それでもユーモアを織り交ぜながらのアクションには見応えがあった。ひとつだけではあまり面白くもない台詞も、二度、三度と繰り返されることにより、絶妙な効果を生んでいる。大傑作とは呼べないであろうが、期待しないで見るぶんには十分に楽しめた娯楽作品である。
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