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2008/11/19

おくりびと

Okuribito

製作年:2008年
製作国:日本
監 督:滝田洋二郎

本作品の真価は、“納棺師”という職種に脚光を浴びさせたことにあるだろう。私もその仕事のことを初めて知りました。本木雅弘の美しい所作に魅了され、いろんな職業があるものだと大いに感心させられました。そして、山崎務のフグの白子焼きなど、まさに名場面と呼ぶにふさわしいシークエンスも多々あります。

それでも傑作と讃えることができないのは、細かい箇所で不満も残るからだ。例えば、従順な妻、美香(広末涼子)が、大悟(本木雅弘)の仕事が納棺師と知ったときの激しい怒り。“汚らわしい”の一言は、かなりインパクトのあるものでした。そういう言葉を吐く彼女はどんな過去を持っているのか。そこが触れられておりません。それを想像力で補えばいいのかもしれませんが、ここでひとつエピソードを盛り込めば、さらに映画の完成度は高まったのだろうと思わざるを得ない。

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