ブタがいた教室
製作年:2008年
製作国:日本
監 督:前田哲
食事の前に行う“いただきます”という挨拶。何気なく無意識の内に使っているが、“命を頂きます”という意味であることを改めて感じさせてくれる映画でありました。一年間、世話を続けていれば情愛が湧いてくるのは、自然の道理。食べる、食べないという激しい論争の中から、子供とは思えないはっとさせられる発言が続く。
豚であるから食べられるのが当然という訳でない。極限の飢餓状態になれば、人が人を食べるという事例も起こり得ることなのだ。別の形で食品とは何か考えさせられた「いのちの食べかた」(2005)を思い浮かべる。
新米教師の星(妻夫木聡)を優しく見守る校長先生役の原田美枝子が素晴らしかった。
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