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2008/11/16

リダクテッド 真実の価値

製作年:2007年
製作国:アメリカ/カナダ
監 督:ブライアン・デ・パルマ

映像における真実は何であろうか。イラクでの兵役に志願した19歳のサラサール(イジー・ディアス)は、ビデオ・ダイアリーの目的で真実を写したいということが繰り返し語られている。それは何のためか。帰国後、映画学校に入りたいという目的があるからだ。だから、躊躇なく仲間の兵士たちによる少女レイプ及びその一家惨殺事件を撮影する。衝撃的な映像を撮りたいという事が主目的であり、捏造とは違う形の作られた真実が感じられた。最後に並べられた写真の数々。その衝撃の強さ。タイトルの“リダクテッド”とは、残酷なシーンや不都合な情報を削除した“編集済み”の映像という意味でアメリカのメディアで使われる言葉だという。その皮肉さが、これらの写真から伝わってくる。

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» 『いつかモイカ河の橋の上で』 中野吉宏 著 (第三書館) [エルミタージュ図書館]
 副題は「会社を休んで59日間 地球一周」とある。  大学を出てフリーターをしながらお金を貯め小さな会社をつくった30代後半の男。一生懸命働くものの不景気も手伝い気持ちは空回り。ちょっとした出来事がきっかけとなり、突然、仕事を放り出し、大学時代以来2回目の海外旅行に出る。出発は大阪港からフェリーで上海へ。そこから鉄路シベリアを経由しロンドン。さらにアメリカも東海岸から西海岸まで大陸横断鉄道で移動し、成田へ。仕上げは「ムーンライトながら」だ。  道程も、日々、仕事に追われるサラリーマンにとっては魅... [続きを読む]

受信: 2008/11/18 07:15

» 「リダクテッド 真実の価値」・・・<恍惚の視線>デ・パルマ監督NO.1 [飾釦]
「リダクテッド 真実の価値」 ■製作年:2007年 ■監督:ブライアン・デ・パルマ ■出演:パトリック・キャロル、ロブ・デヴァニー、イジー・ディアズ、タイ・ジョーンズ、他 ※2007年ヴェネチア国際映画祭・銀獅子舞賞 ブライアン・デ・パルマ監督の「リダクテッド 真実の価値」を観てきました。最近は映画館へ足を運ぶことがめっきり減ってしまったのですが、久しぶりの映画館での観賞は、デ・パルマ監督がイラク戦争をテーマにがっぷりと四つに組んだ作品で、とてもヘビーな内容のものでありました。 デ・パルマ監督... [続きを読む]

受信: 2008/11/23 03:58

» 「リダクテッド」−真実の価値ー [ひきばっちの映画でどうだ!!]
                      「リダクテッド」−真実の価値ー redactを辞書で調べると、「編集する」という動詞であることが判ります。 redacted=編集された、編集済みの〜という形容詞的使い方になります。 戦争は恐ろしい。でも本当に恐ろしいのは、そこで行われた真実がredactされてしまうことなんですね。 都合の悪い情報や文書が削除あるいは捏造されて世界に知れ渡る。これほど怖いことはありません。 この映画はドキュメンタリーではありません。 しかし、作品の本題になってい... [続きを読む]

受信: 2009/06/16 03:56

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