ハンコック
製作年:2008年
製作国:アメリカ
監 督:ピーター・バーグ
自堕落な生活を過ごし、粗暴な言動から嫌われ者となっているジョン・ハンコック(ウィル・スミス)。空を飛ぶことができて、並外れた体力を持っているのだ。国家権力と対抗する道も容易であろう。何しろ、誰にも彼の暴走を止めることはできないのだがら、彼自身が権力となって、周囲の者たちを従わせることも可能な筈だ。しかし、周囲に大迷惑をかけるにしても、スーパー・ヒーローの道から外れることがない。何故か。誰にも愛されていないと思うのは辛いことだ。誰からも関心を持ってもらえないとすれば、心がすさんでいくのも当然といえよう。愛される正義のヒーローとしてイメージ・チェンジを図ろうとしたのは、レイ(ジェイソン・ベイトマン)とメアリー(シャーリーズ・セロン)夫妻に出会ったから。性根の優しさは、どんなに無頼ぶっていても変わることがなかったのだ。そしてもう一段、思わぬ展開が用意されている。これには意表を付かれた。そして、ここからドラマの色調も変わっていく。胸揺さぶられる感動が待っていた。
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