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2008/07/22

クライマーズ・ハイ

製作年:2008年
製作国:日本
監 督:原田眞人

1996年7月、アメリカでトランスワールド航空800便が墜落。乗客・乗員230名が犠牲になった航空機事故の真相に迫ったのが、ネルソン・デミルの小説「ナイトフォール」であったが、1985年8月に起きた日航機123便事故にも釈然としない隠蔽工作の疑惑があるとは本作品を見るまで知らなかった。横山秀夫の原作小説とは主題がずれてしまうため、原田眞人監督は声高に描いていないが、随所にその疑惑を散りばめている。そのことと、悠木(堤真一)の最後の決断が密接に繋がっている。それがなかなか巧い。スクープの追求と登山を重ね合わせた構成は、ひとつのことに夢中となるときの落とし穴を警鐘するものだと感じる。ギリギリのところで踏みとどまるには、自分なりの規範をもつことだ。悠木にとってのそれは、「チェック、ダブルチェック」であった。

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