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2008/07/15

4ヶ月、3週と2日

製作年:2007年
製作国:ルーマニア
監 督:クリスティアン・ムンジウ

何故、オティリア(アナマリア・マリンカ)はガビツァ(ローラ・ローラ・ヴァシリウ)のために、あれほどの時間とお金を手助けするのであろうか。単に友情厚いというレベルではないのだ。まさに犠牲的と言ってもよい。しかも、助け甲斐がないほど、ガビツァはすべてのことにルーズで、トラブルが続いていくのだ。オティリアが終始、不機嫌なのも当然と思えるが、怒りに任せて投げ出さないところが本作品のポイントだと思う。チャウシェスク政権下のルーマニア。どんな手を使ってでも自分で何とかしなければという必死な思い。誰にも頼ることができないという非常な社会。しかしである。なんということか。唖然とする幕切れ。ガビツァこそ、恐るべき生命力があると感じさせる。

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» 映画「4ヶ月、3週と2日」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
原題:4 luni, 3 saptamani si 2 zile このタイトルは意味深というか、とっても直接的でそのものズバリでしょう、4ヶ月を越え5ヶ月近くともなれば、そんなことをしちゃあいけないのだろうけどねぇ~ 富国強兵、それが当時のチャウシェスク独裁政権下の国策なんだから、... [続きを読む]

受信: 2009/04/26 20:31

» 4ヶ月、3週と2日 [悠雅的生活]
彼女の、長い長い1日 [続きを読む]

受信: 2009/04/26 20:42

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