みなさん、さようなら
製作年:2003年
製作国:カナダ/フランス
監 督:ドゥニ・アルカン
どれだけ出会いを大切にできるか。人の生涯の幸福度は、そのことに掛かっているのではないか。末期ガンに掛かったレミ(レミー・ジラール)が家族や友人に囲まれて、いかに最期の時を過ごすかという物語である。それにしては、意外に大きな役割を占めているのが、麻薬中毒者のナタリー(マリ=ジョゼ・クローズ)である。もし、レミの鎮痛剤としてヘロインをセバスチャン(ステファン・ルソー)が探していなければ、孤独のまま生涯の幕を落としていただろう。だが、彼女はこの父子と関わりあうことにより、人生の転機を掴むことができたのだ。一度は台無しにしてしまうような失敗もするが、そこから彼女は変わっていく。本作品の主題は彼女を通して表現されている。
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