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2008/04/18

やわらかい手

製作年:2007年
製作国:ベルギー/ルクセンブルグ/イギリス/ドイツ/フランス
監 督:サム・ガルバルスキ

本作品が胸打つのは、初老の女性マギー(マリアンヌ・フェイスフル)が孫の手術代を稼ぐため、飛び込んだ性風俗店で思わぬ成功を収めたからではない。それはあくまで入り口だ。一つの成功から、それまでの人生を振り捨てて、新たな道を歩み出すところにある。その意味で、孫の手術に同行しなかったのは、実に象徴的だった。

「フル・モンティ」(1997)、「キンキー・ブーツ」(2005)など、一つの因習を打ち破り、新たな飛躍を遂げていく映画が、イギリスを舞台に次々に生み出されている。ドラマに似合う風土というものがあるのだろうか。

お店のオーナー、ミキはどこかで見た顔だと思っていたら、エミール・クストリッツァ監督の「アンダーグラウンド」(1995)で主人公マルコを演じていたミキ・マノイロヴィッチ。とぼけた中に哀感を漂わせる存在感は健在だった。

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