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2008/04/22

人が人を愛することのどうしようもなさ

製作年:2007年
製作国:日本
監 督:石井隆

虚実わたり。その行き来をする手段として、化粧が用いられているのが興味深い。娼婦メイクを過剰に施せば施すほどに、現実の自分とは遠くなっていく。夫・土屋(永島敏行)の浮気に悩む名美(喜多嶋舞)が娼婦として街に立つことで、見失った心の行き場を見つけていくというプロットはいささか図式的かもしれない。だが、圧倒的な存在感で迫ってくる喜多嶋舞の前には声も出ない。演じる役と私生活が混同していくというとデヴィッド・リンチ監督の「インランド・エンパイア」(2006)を思い出すが、あれほど難解ではなく、最後は収まりよく終わる。

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