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2008/01/17

椿三十郎(森田芳光)

製作年:2007年
製作国:日本
監 督:森田芳光

黒澤明監督作品のオリジナル脚本を使用した今回のリメイク版。あの日本映画史上の残る有名な決闘シーンをどう撮るのか。当初から私は注目しておりましたが、果たして森田芳光監督は全く変えてきました。

それまでカット割りから台詞廻しまで、かなり忠実に黒澤版を再現させていただけに、この場面へ込められた森田監督の強い意志を感じさせます。

椿三十郎(織田裕二)と室戸半兵衛(豊川悦司)の二人。森田監督はインタビューで二人は太陽と月だと言っておりました。両者を隔てる壁の高さを感じつつも、「いい子だ」という台詞を両者に使わせるなど拭い難い類似性を感じます。

同じ技量や同じ思考法を持ちながら、並び立つことはなかった。出会う場所が違えば、友人として楽しく酒を飲む機会もあったかもしれない。それでも斬り合いをしなければならない哀しみ。椿は室戸を斬りながら、同時に自分自身をも斬っていたのではないか。そう感じさせる決闘シーンでありました。

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