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2007/06/11

しゃべれども しゃべれども

製作年:2007年
製作国:日本
監 督:平山秀幸

三つ葉(国分太一)が芸の真髄を気付く時、体調不良である場面が反復されている。腐った弁当を食べて食中毒になったり、前の晩の痛飲がたたった二日酔い状態であったり、立っているのもやっというひどさある。そういう状態なのに、それまで立ちはだかっていた壁を彼は乗り越えてしまう。

ここが興味深い。平静なときには気付きを邪魔する想念というものがあるのかもしれない。一般常識、価値観、定義、そういうこうあれねばならないという思い込みは、ある種の成長を阻害するものなのだろう。その状態を打破する切っ掛けは非常のときに訪れるものなのかもしれない。

だが、それには、別の何かになりたいという強い願望があってこそである。それは、三つ葉に落語を習う3人にも言えることである。ただ落語を習ったから変わったのではない。それまでの常識を打ち破るような苦しみや喜びと遭遇したから、変化の切っ掛けを掴むことができたのだ。

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