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2007/06/11

大日本人

製作年:2007年
製作国:日本
監 督:松本人志

何故、最後はああいう形で映画を終幕させていくのか。フェイク・ドキュメントという形で物語は進められていくが、終盤で一気に変転してしまう。映画としてはあのまま流れていけば、もっと収まりの良い感慨を抱くだろう。それを斬新とみるか、破綻とみるか。

実際、いろんなレビューを読んでみると、エンド・クレジットで流されるシークエンスが一番笑えたということも多く書かれている。そこにコメディアンとしての松本人志監督の資質とサービス精神が凝縮されているのかもしれないが、それだけではないような気もする。

あの場面変化は、大日本人としての仕事の終焉を意味しているのではないだろうか。陰謀めいた方法で一般大衆の人気を下降させ、悲惨な形でその存在意義を経つ。インタビュアーもマネージャーも、その一翼を担っていたのだろう。

何を話しても気持ちが通じていかないコミュニュケーション不全の哀しみと共に、はっきりとした実態のないものに操られている不気味さも感じる。

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» 大日本人 [映画でお喋り♪猫とひなたぼっこ]
松本人志は なんとなく好きじゃなかった。 だって 「オレサマ」 そうろうの 顔をしていて すっごく 生意気そうだもん。 私たち夫婦が 『 監督・ばんざい! 』 を観ているときに 末っ子は 『 大日本人 』 を観ていた。 ” 絶対観たいから! ” と張り切っていた割には 末っ子の感想は 一言   ” くっだらねぇ〜 ” だった。 以上をもって 観ないつもりだった。   が・・・・しかし・・・・ 送られてきた シネマスコーレサロンの評価が 妙! なのだ! あの! 支配人(わかりやすい映画しか評価... [続きを読む]

受信: 2007/08/07 13:09

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