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2007/05/14

スパイダーマン3

製作年:2007年
製作国:アメリカ
監 督:サム・ライミ

何故、犯罪を起こしてしまうのか。全ての犯罪者が悪意を抱いているわけではない。犯罪を起こすには起こすなりの理由がある。このスバイダーマン三部作に登場してきた悪役たち、グリーン・ゴブリン、ドック・オク、そして本作品のサンドマン(トーマス・ヘイデン・チャーチ)も、観る者に同情を呼ぶような動機が提示されている。

コミック映画にありがちな世界征服を目論む現実感のない悪者ではない。それはいい。

だが、同情すべき理由があろうとも、やはり犯罪行為は認められるものではない。その行為によって、別の誰かが傷つくこともあるからだ。本人がその罪で苦悩するのは自業自得である。

しかし、残された家族はどうなるのか。本作品で言えば、サンドマンの娘である。1シーンだけしか登場してこないが、自分の病気ために父親が殺人を犯したと知り、彼女はこの先の生涯、どんな気持ちを抱いて生きていくのか。大いに気になってしまう。生野慈朗監督の「手紙」(2006)のことを思い浮かべてしまうのだ。

「バベル」(2006)に出てきた台詞のように、彼らは悪人ではないかもしれないが、愚かな行為を選んでしまった者たちである。

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