« ホリデイ | トップページ | ロッキー・ザ・ファイナル »

2007/04/23

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

製作年:2007年
製作国:日本
監 督:松岡錠司

何を始めても、終わらせないまま中途半端に放置してしまう。模型作成も、仏像模写も、家族運営も、やること全てがそうである。建設途中の東京タワーをバックにした記念写真が実に象徴的である。そんなオトン(小林薫)の姿が鮮明に胸へ残る。

飽きやすい子供のようであるが、完結することの喜びより、何かを終わらせてしまうことの寂しさに耐えられないのではないか。そして、次々に新しい夢を追い求めるのであろう。何かを断念して、一つのことを大切にしようとする覚悟。ボク(オダギリジョー)とオカン(樹木希林)は、その覚悟を持って人生の転機を乗り越えていったのだと思う。

ボクとミズエ(松たか子)の別れた理由が本作品の中では明らかにされていないが、ボクはミズエとの幸せを断念し、何を選んだのだろうと推察された。ボクとオカンが清々しく感じられるのは、そのためだ。

|

« ホリデイ | トップページ | ロッキー・ザ・ファイナル »

製作年:2007年」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59722/14822631

この記事へのトラックバック一覧です: 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン:

» 映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
親ってそうなんだよね・・なんの楽しみがあったのだろう、なんのために生きてきたのだろう、人生って一体なんだったのだろう、ただ子供のために生きて死ぬ・・ ボク(オダギリジョー)が幼い頃、遊び人のオトン(小林薫)に見切りをつけた若き日のオカン(樹木希林の実娘内田... [続きを読む]

受信: 2007/05/01 01:23

« ホリデイ | トップページ | ロッキー・ザ・ファイナル »