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2007/03/06

手紙

製作年:2006年
製作国:日本
監 督:生野慈朗

本作品で最も感銘を受けた場面は、武島直貴(山田孝之)の勤務する会社の会長、平野(杉浦直樹)が彼に語りかけるところである。

「犯罪者の家族への差別は当然なんだ」という言葉は、ありふれた差別反対の話よりも、ずっと含蓄のあるものであった。差別の起こる要因は恐怖心からなのである。だから、差別のない場所を探すんじゃなく、君は今ここから始めるんだという話にも重い説得力がある。

しかし、直貴がその意味を真に理解するまでには至っていない。物事の真理は傍観者には簡単に分かったような気がするが、現状に苦しむ者の心に染み込むには時間がかかるものなのであろう。

様々な試練を乗り越えて、桜並木を直貴が家族で歩いていくラストシーンが力強く残る。

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