世界
製作年:2004年
製作国:日本/フランス/中国
監 督:ジャ・ジャンクー
冒頭のシーンが印象深い。絆創膏を探して楽屋を渡り歩くヒロインのタオ(チャオ・タオ)。元気の良い言葉と態度から、彼女はこの“世界公園”に君臨する女王のようである。
だが、映画が進む内にそうでないことが分かってくる。世界公園という開放感があるような場所に居ても、彼女はどうにもならない閉塞感にとらわれている。この対比が絶妙に巧い。
彼女はどこかへ行きたいと思っていても、どこにも行けないでいる。だが、彼女と接触する人々は、次々とこの地を離れていく。この対比も秀逸である。
それらは、現代中国の発展と矛盾を象徴しているように感じる。彼女はこの後にどんな人生を歩んでいくのか、とても気になります。
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