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2007/02/03

ワールド・トレード・センター

製作年:2006年
製作国:アメリカ
監 督:オリヴァー・ストーン

この世の中で起こることには、何がしかの意味があるのだろうか。例えば、この9・11同時多発テロ事件という未曾有の事態に対して、どんなメッセージを読み取ることができるのか。それぞれの立場から様々な論評が発せられている。

アフガンやイラクへの侵攻へと続くテロ戦争の起点と見る人々もいる。正義と悪という二元論で語れる排他的価値観の起点となったと見る人々もいるだろう。オリヴァー・ストーン監督は別の視点を我々に見せてくれる。

ここで、注目するのは、志願して災害地に向かっていく元海兵隊の男の存在だ。実在する人物のようであるが、湾岸警察官の救援活動を描く物語に直接必要な者ではない筈だ。だが、この男が結果的にキーパーソンになっていく。この展開が特徴的だ。

神の啓示を受けたという話は、別の見方をすればただの妄想であるかもしれない。だが、そのことで使命感を頂き、生命の救済に繋がっていくとき、シニカルな見方は影を潜め、深い感銘を受ける。我々も彼のように行動するときがあるのかもしれない。

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