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2007/02/16

ブラック・ダリア

製作年:2006年
製作国:アメリカ
監 督:ブライアン・デ・パルマ

原作を読んだときにも感じていたことであるが、何故、リー(アーロン・エッカート)は「ブラック・ダリア」事件に常軌を逸するほど没頭していくのか。ここがこの作品のポイントである。

人生を巧妙に立ち回って、ハイクラスな生活を送っているようであるが、何かに追いかけられる心情から逃れられないでいる。心に欺瞞を抱え、安らぐことがない。その解決策を模索し、結果的に破滅への道を突っ走ってしまう。

それは幸福への道とは程遠いものである。リーだけでなく、バッキー(ジョシュ・ハートネット)、ケイ(スカーレット・ヨハンソン)、マデリン(ヒラリー・スワンク)と主要な登場人物たちはその心情にどこかで通じている。その為に、映画全体が逼迫感で包まれているように感じられるのだ。何かを求め、何かを失っていく悲劇がここにある。

最後の謎解きがあまりに駆け足になってしまい味気なく感じさせるが、クラシカルな雰囲気を再現させた映像や美術は秀逸なものであった。

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» ブラック・ダリア [映画でお喋り♪猫とひなたぼっこ]
完全ネタばれ感想です。 ご注意を! なにやら こちゃこちゃと 散漫した映画だった。 予告は 「ブラック・ダリア」と呼ばれた「女」の モノクロイメージで押していて サスペンス調だったのに  映画は 始まったら即 ボクシング・・・ なんだって?ファイヤーマンとアイスマン?(^_^;) ?????      あれ? 私が観た予告って・・・・       ハリウッドでいちばん有名に�... [続きを読む]

受信: 2007/02/16 12:44

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