メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
製作年:2005年
製作国:アメリカ/フランス
監 督:トミー・リー・ジョーンズ
こんなはずではなかった。マイク(バリー・ペッパー)とルーアン(ジャニュアリー・ジョーンズ)の若き夫婦が、口にこそ出さないが、お互いの胸で響いている言葉はそうではないか。
都市部からメキシコ国境の寂しい街に移り済んだ二人は、少しずつ気持ちに翳りが生じてくる。そこで起こった悲劇。マイクにとってはピート(トミー・リー・ジョーンズ)に拉致される前から彼は不幸への道を突き進んでいたように感じる。
どこで間違ってしまったのだろうか。結婚したこと、国境警備隊の仕事を選んだこと、家庭生活を大切にしてこなかったこと。
それは、殺害されたメルキアデスにも感じる。埋葬への旅の果てにピートが知る事実によって、彼の虚しい生涯が鮮明に浮かび上がってくる。それがなんとも哀しい。
| 固定リンク
「製作年:2005年」カテゴリの記事
- ザ・インタープリター(2005.11.28)
- バットマン ビギンズ(2005.12.05)
- 雪に願うこと(2008.08.18)
- 四日間の奇蹟(2005.09.22)
- スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐(2005.12.10)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59722/13339556
この記事へのトラックバック一覧です: メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬:

コメント
>虚しい生涯
これは全ての人に通じる気がします。
完結しない物語。
約束は常に先送りされ、新たな物語が始まる・・・。
私たちは、その途中を生きているのではないでしょうか。
投稿: マダムクニコ | 2007/01/05 20:37