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2007/01/15

夜のピクニック

製作年:2006年
製作国:日本
監 督:長澤雅彦

長澤雅彦監督の前作「青空のゆくえ」(2005)と印象が重なる。多部未華子や西原亜希など出演者が共通していることもあるが、期限間近までに(「青空のゆくえ」ではアメリカ出発まで、本作品では歩行祭終了まで)、自分の秘めた想いをいかにして相手へ伝えようとするか葛藤するところが共通している。

伝えたいのだけど、その手段が見つからず、せっかく話すチャンスが訪れても何も話せない焦燥感。見る者に切なく伝わってくるところが共に良かったです。

アメリカの行ってしまった杏奈(加藤ローサ)のおまじないなど、効果的な仕掛けも用意されているが、貴子(多部未華子)の空想をアニメーションなどで表すことはあまりに作為的で好みではない。彼女の過去をフラッシュバックで見せることにより、その苦悩が充分に伝わってくるからだ。

もっとも印象深いのはゴールシーン。ゴールの瞬間、彼らの表情からカメラが動き、ゲートの上部に書かれていた「START」の文字が映る。彼らの歩行祭はこれで終わったのかもしれないが、同時に別の何かが始まったことを示すショットであったと感じる。

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「博士の愛した数式」に続き、第2回本屋大賞を受賞したベストセラー小説の映画化。 原作者の母校で実際に行なわれている伝統行事を題材に、高校生たちの青春を描いている。 昼夜を徹して行われる「歩行祭」を背景に貴子と西脇、... [続きを読む]

受信: 2007/02/18 19:40

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