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2006/12/10

ブロークン・フラワーズ

製作年:2005年
製作国:アメリカ
監 督:ジム・ジャームッシュ

だいたい、「あなたの息子が会いに行くかもしれません」という手紙が届いたのであるから、じっと家に居て待っていればいいのではないか。それを、隣人のウィンストン(ジェフリー・ライト、絶妙の存在感!)に煽られたにせよ、母親かも知れないかつての恋人達へ会いにいく必然性はなかった筈だ。

だが、ドン(ビル・マーレイ)は旅に出る。彼も現在の生活に閉塞感を覚え、何かを変えなければならないと感じていたのだろう。じっと待っている訳にはいかなかったのだ。

この旅を通して何かを学んだかどうかはわからない。ドンという男は基本的に変わっていないのではないか。だが、何かに気付き、何かを思いやる心を抱いてはいる。それで、ほんの少しだけ軌道修正してみる。それでうまくいくかどうかはわからないが、こうして人生は進んでいくのだと思う。

やっぱり、ジム・ジャームッシュ監督の作品であると思う。独特の脱力感やエピソードの省略術、バックに流れる音楽など、一連の監督作品に通じるところが多く、それがとても心地良かった。

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