アサルト13 要塞警察
製作年:2005年
製作国:アメリカ/フランス
監 督:ジャン=フランソワ・リシェ
過去の捜査の失敗から心に深いダメージを受け、立ち直れないまま第一線から退き、地方警察で覇気のないまま日常業務を過ごす男。
この最初の設定は、ブルース・ウィリス主演の「ホステージ」(2005)に類似している。彼の管轄で凶悪事件が発生し、再生へのきっかけになっていくところもそうだ。「ホステージ」に限らず、冒険アクション映画のひとつの定型と言ってもよい。
で、あるとすれば、注目されていくのは、ひとつひとつのエピソードの仕上り具合である。主演のイーサン・ホークを始め、ローレンス・フィッシュバーン、ジョン・レグイザモ、ガブリエル・バーンらの存在感は抜群で非常に目をひくが、ドラマ展開がいささか安易すぎるのではないか。
襲撃と防御の駆け引きに、もう一捻り欲しい。署内にスパイがいるかもしれないという疑惑も、いまひとつ効果を発揮していない。
そして、最後まで署内で戦い続けるエピソードのアイディアが尽きてしまい、外に出てしまったことも減点であると思う。「こうなったら戦うしかない。守りを固めて夜明けまでもちこたえるんだ」という勇ましい台詞もしぼんでしまう。
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