« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »

2006年12月

2006/12/29

出口のない海

製作年:2006年
製作国:日本
監 督:佐々部清

「敵を見たことがあるのか」、「国って一体なんだろう」という出撃前に帰省したときの並木(市川海老蔵)と父(三浦友和)との会話が心に染みる。

人間魚雷という今から考えると信じられないような兵器で戦うことの意味。いくら考えてみても理不尽なものでしかない。しかし、それでも出撃しないわけにはいかない状況。どう決着心に決着をつけるか。

後半で並木が語る言葉が、ずばりこの作品のテーマになっている。人間魚雷をテーマにした映画はこれまでにあり目新しい主題ではないのかもしれない。だが、けっして風化させてはいけない問題であると強く認識する。

驚くのはあんなに操縦方法が繁雑で目標に向かうことも容易ではないことだ。しかも、あんなに故障が頻繁に起こるとは。やりきれない思いが募る。

| | コメント (1) | トラックバック (2)

2006/12/27

アサルト13 要塞警察

製作年:2005年
製作国:アメリカ/フランス
監 督:ジャン=フランソワ・リシェ

過去の捜査の失敗から心に深いダメージを受け、立ち直れないまま第一線から退き、地方警察で覇気のないまま日常業務を過ごす男。

この最初の設定は、ブルース・ウィリス主演の「ホステージ」(2005)に類似している。彼の管轄で凶悪事件が発生し、再生へのきっかけになっていくところもそうだ。「ホステージ」に限らず、冒険アクション映画のひとつの定型と言ってもよい。

で、あるとすれば、注目されていくのは、ひとつひとつのエピソードの仕上り具合である。主演のイーサン・ホークを始め、ローレンス・フィッシュバーン、ジョン・レグイザモ、ガブリエル・バーンらの存在感は抜群で非常に目をひくが、ドラマ展開がいささか安易すぎるのではないか。

襲撃と防御の駆け引きに、もう一捻り欲しい。署内にスパイがいるかもしれないという疑惑も、いまひとつ効果を発揮していない。

そして、最後まで署内で戦い続けるエピソードのアイディアが尽きてしまい、外に出てしまったことも減点であると思う。「こうなったら戦うしかない。守りを固めて夜明けまでもちこたえるんだ」という勇ましい台詞もしぼんでしまう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/12/26

ピーナッツ

製作年:2005年
製作国:日本
監 督:内村光良

日常生活の中でいつの間にか閉塞感に覆われてしまう。一つの正しい道を進んでいる筈なのに、進むスピードが落ちてしまったり、道を間違えてしまう。

物事を成し遂げる能力があっても、それをやろうとする意欲が欠けてしまうのだ。そして、決断力まで鈍ってしまう。そうしたことで心の中で自由が消えていく。そのような状態をいかにして脱却するか。本作品では一つの回答が示されている。

ここで重要なのは試合に勝つことではなく、戦おうとする気概を発揮させたことだ。彼らがこの試合で得た昂揚は、時が流れてしまえばまた消えてしまうかもしれない。

それなら、また戦う場所を見つければいいのだ。スポーツの存在意義を強く感じる。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006/12/23

X-MEN ファイナル ディシジョン

製作年:2006年
製作国:アメリカ
監 督:ブレット・ラトナー

プロフェッサーX(パトリック・スチュワート)やマグニートー(イアン・マッケラン)をはるかに凌ぐ能力を備えていていたジーン(ファムケ・ヤンセン)。

プロフェッサーXがジーンに施した行為を、ローガン(ヒュー・ジャックマン)は詰るが、やがて、それが正しかったことを知る。物事は正論だけで判断することはできないのだ。

自分自身にも制御できなくなり、破壊神となった彼女のために、何が出来るというのか。ローガンのとった行動が、直接的にはタイトルに結びついているのだろうが、彼の接近を許したのは、僅かでも残されていたジーンの意志によるものだ。彼女の決断が盛り上がりを極める最高の見せ場となっていたと思う。

本シリーズの美点は、空疎な勧善懲悪劇になっておらず、X-MEN側もマグニートー側も人間側も、三者それぞれの立場で行動を起こす根拠に必然性が感じられるところだ。ミュータント達も治療薬によって特殊能力をなくし普通の人間となることを望む者も多数存在している。複合的な視点を交えることで、ドラマに奥深さが生じる。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006/12/22

ハチミツとクローバー

製作年:2006年
製作国:日本
監 督:高田雅博

大学時代とは、親元を離れ、束縛されることなく、楽しいことや哀しいこと、尊いことや虚しいことなどを貪欲に吸収していく時間なのではないだろうか。社会人になる前に、自己の価値観を熟成させていく贅沢な時間であると思う。

本作品のように一つのグループが生まれ、日常の様々な空間を共有することの楽しさは、後になってから感慨深く思うものであろう。

ここで活きてくるのが、花本(堺雅人)や原田(西田尚美)達など、一つ上の世代を登場させ、竹本(櫻井翔)たちの悩みは、彼らだけのものでなく、誰もが経験する普遍性を感じさせることである。様々な挫折や失意を心に抱えて人は生きていくのである。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006/12/21

埋もれ木

製作年:2005年
製作国:日本
監 督:小栗康平

特別に起伏のあるドラマではないのに、画面に魅了され陶然となる。絵画のように厳格な構図を保つ映像は、前作「眠る男」(1996)で確立した作風をより一層純化させている印象を持つ。

ひとつの物語が生まれるとき、虚構である筈のディティールが現実社会と重なる瞬間の驚き。虚実一体となり、夢幻の世界を彷徨することになる。それが心を静めさせて、ゆったりとした心持ちにさせてくれる。

地方社会が徐々に徐々に都市生活の波を浴びて、効率化の名のもとに変革を余儀なくされる。それでも、変わらずに残っていくものがある。埋もれ木が象徴するのは、存在することの意義深さではないだろうか。変わっていくものと変わっていかないもの。その差は一体なんであろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/12/20

イノセント・ボイス 12歳の戦場

製作年:2004年
製作国:メキシコ
監 督:ルイス・マンドーキ

どんな戦争にも悲痛な話が生じるものであるが、内戦というのはより悲惨な状態に置かれるものではないか。ついこの前まで、友人や隣人として当たり前のように笑い合っていたのに、ふと気が付くと、銃を向け合っているのだ。そして、いつの間にか見えない境界線が引かれ、親類縁者とも自由に会えなくなってしまう。

本作品では、兵士確保のため強制的に12歳の少年が徴集されてしまう辛苦と、住宅地や学校まで銃弾が飛び交う異常な日常が綿密に描写されている。

このどうにもならないこの状況に、力ないものは情報をかき集め、必死に生き延びようとするが、否応なしに迫ってくる限界。ついにはその地を離れるしか望みが見出せなくなる。

抜け出す者も送り出す者も、生涯消えることのない傷を心に抱えたまま生きていくのだろう。彼らの悲痛な叫びが響いてくる。何故、自分達は戦わなければならないのか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/12/19

グエムル 漢江の怪物

製作年:2006年
製作国:韓国
監 督:ポン・ジュノ

ポン・ジュノ監督の演出手腕に魅了された。緩急を自由自在に操り、一瞬も目を離せなくなる優美な映像。ありきたりなドラマを拒否するような登場人物達の意外な行動。極限な状況下においてこそ生じてくる滑稽な動き。

とにかく、こちらが予想する展開をことごとく覆していくのだ。その最たるものは、いかに怪物を退治するかという議論が全く起こらずに、ウィルス騒ぎの方へ話が傾いていくことだ。そこには情報を握るものと従属するものの大きな隔たりを感じさせる。

有毒物質の廃棄、ウィルス発生の報道、ウィルス破壊兵器の強攻など、アメリカの黒い影が全編を覆っている。最初から最後まで韓国住民はアメリカによって踊らされていたと言ってもよい。ここにポン・ジョノ監督の熾烈な批判精神を感じ、ただの怪獣映画に留まらせない所以を感じさせる。

人生の勝者ではなかった3兄弟が最後の最後まで粘りに粘って娘を救出するため戦い続ける姿に圧倒される。クライマックスの流れるようなシークエンスは神話的にも思える名場面。思わず歓声をあげたくなる。

| | コメント (2) | トラックバック (4)

2006/12/18

君とボクの虹色の世界

製作年:2005年
製作国:アメリカ
監 督:ミランダ・ジュライ

人はどこで出会い、どこで繋がっているのか分からない。多彩な年齢や男女が次々と登場してくる群像ドラマであるが、不思議な縁でサークルが出来ている。その繋がりがユニークで、とても興味深い。

特にインターネットという顔が見えないコミュニケーション手段は、思いもよらない者同士が会話をしていることに驚かされる。本作品ではそのことが突出した形で提示している。それは、犯罪を呼び起すような暗い側面もあるが、想像を絶するような出会いが生まれるかもしれないのだ。

本作品の登場人物たちは、愛を求めながらもコミュニケーションがうまくとれずにいる。それでも、無理に行動を続けようとし、本人はいたく真剣であればあるほど、周囲から見れば奇妙で不可思議な行動になる。それが面白くもあり、とても哀しい。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006/12/16

ラストデイズ

製作年:2005年
製作年:アメリカ
監 督:ガス・ヴァン・サント

ガス・ヴァン・サント監督作品ということを頭に入れてみていかないと、本作品は退屈なだけであろう。ロックミュージシャンが麻薬中毒の果てに死んでいく最期の日々を描くというわりには、あまりに淡々としている。

彼を探しに探偵がやってくるとか、取り巻き連中との交流など、もっと劇的になるはずのエピソードも点在しているのに、そうはならない。最初から最期まで映像詩になっている。もの哀しく、どうにも切ない。そういう感情が呼び起される。

時系列もバラバラにし、意味不明の台詞を散りばめ、森林を歩く。ブレイク(マイケル・ピット)は既に亡くなっており、霊的存在が彷徨い続けているような感じを受ける。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006/12/15

油断大敵

製作年:2003年
製作国:日本
監 督:成島出

本来なら、敵と味方。明確な境界線はあり、決して混じることがない筈なのに、何故か通じ合っていく心情。白か黒かで分けられないグレーゾーンを焦点にしたとき、映画は深い味わいを増していく。

関川刑事(役所広司)と泥棒の猫田(柄本明)の二人が醸し出すユーモアやペーソス。父との濃密な時間を求め、頑なに再婚を拒絶した娘が、ひとり旅立っていく寂寥感。泥棒稼業を選んでいく猫田の少年時代の悲痛。

日常の中で巻き起こる感情を巧みに掬い取っている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/12/14

UDON ウドン

製作年:2006年
製作国:日本
監 督:本広克行

香助(ユースケ・サンタマリア)たちはさぬきうどんブームを仕掛け、全国的な反響を生むことに成功する。だが、一時的な隆盛は地域社会の調和を破壊することになった。

何かを始めることはそれまでの何かを壊すことでもある。そうしたシニカルな視点が、ありきたりなサクセスストーリーに留まらず、奥深い感慨を生む。

こうしたブームと一線を画するのが、香助の父、松井拓富(木場勝己)の作るうどんである。ここに食の理想の在り方を見つける。無愛想な職人気質の裏側で、子供たちの絵を大切に飾っている慈愛がある。

キャプテンUDONというアニメキャラが浮いていないのは、この絵につながっているからだ。断絶したように見えても、実は繋がっている父と息子の心情に胸が熱くなる。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006/12/13

堕天使のパスポート

製作年:2002年
製作国:イギリス
監 督:スティーヴン・フリアーズ

国を追われ不法滞在者として外国に生きることの困難さ。定住することも外国へ移動することもままならない。その辛さは、なった者でないと分からないであろう。

その弱さにつけ込むような選択。夢を求め、夢を信じて、救いを求める決断。オクウェ(キウェテル・イジョフォー)にしても、シェナイ(オドレイ・トトゥ)にしても、イギリスの地で過酷な状況に追い込まれる。

その鮮やかな解決策には賛否両論が分かることだろう。だが、窮地を抜け出すには、暴力ではなく叡智であることを教えてくれる。

ひとつ気になるのは、前半のオクウェの行動。あれだけシェナイとの交流を求めながら、いざシャナイが彼に頼り始めると冷たく引き離す。そもそもシェナイが窮地に追い込まれたのは、彼の存在が原因ではないか。少し無防備であり過ぎたのではないか。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006/12/12

RENT レント

製作年:2005年
製作国:アメリカ
監 督:クリス・コロンバス

エイズにかかっているロジャー(アダム・パスカル)は、ミミ(ロザリオ・ドーソン)の求愛を拒絶する。彼も彼女に惹かれてはいるのだが、過去の傷跡や将来への悲観から、彼女を受け入れることができない。

それはミミを救うことにはならず、麻薬中毒の泥沼へ向かわせる。一方で、同じエイズを患っているエンジェル(ウィルソン・ジェレマイン・ヘレディア)は、自然体のまま、トムとの愛を貫き、死んでいく。この二組のカップルが見事な対比となっている。

例え、病気や使命のため自らの命に限りがあると知っていても、愛を拒んではいけない。その至福の時間がわずかであったとしても、自分の心に嘘をつくことは、周囲を暗然とさせるだけだ。この4人からそのことを教えられる。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006/12/11

スーパーマン リターンズ

製作年:2006年
製作国:アメリカ
監 督:ブライアン・シンガー

思わぬ人物が物語の鍵を握ることもある。本作品でドラマの流れを決定づけるキーパーソンは、なんとレックス・ルーサー(ケヴィン・スペイシー)の愛人キティ(パーカー・ポージー)であった。

冒頭では女性富豪の家政婦として潜入し、レックスの犯罪を助けるというような典型的な悪キャラクターである。だが、飢えた犬を助け、スーパーマンとの抱擁空中遊泳に心が動かされ、レックスの非情な犯罪計画に同調できなくなっていく。スーパーマンの危機を救うのは、結果としてこの女性であるという意外性。

見どころの多い作品であるが、彼女の他にも、もう一人、あっと驚く伏兵が隠されており、キャラクターの膨らませ方が実に巧いと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/12/10

ブロークン・フラワーズ

製作年:2005年
製作国:アメリカ
監 督:ジム・ジャームッシュ

だいたい、「あなたの息子が会いに行くかもしれません」という手紙が届いたのであるから、じっと家に居て待っていればいいのではないか。それを、隣人のウィンストン(ジェフリー・ライト、絶妙の存在感!)に煽られたにせよ、母親かも知れないかつての恋人達へ会いにいく必然性はなかった筈だ。

だが、ドン(ビル・マーレイ)は旅に出る。彼も現在の生活に閉塞感を覚え、何かを変えなければならないと感じていたのだろう。じっと待っている訳にはいかなかったのだ。

この旅を通して何かを学んだかどうかはわからない。ドンという男は基本的に変わっていないのではないか。だが、何かに気付き、何かを思いやる心を抱いてはいる。それで、ほんの少しだけ軌道修正してみる。それでうまくいくかどうかはわからないが、こうして人生は進んでいくのだと思う。

やっぱり、ジム・ジャームッシュ監督の作品であると思う。独特の脱力感やエピソードの省略術、バックに流れる音楽など、一連の監督作品に通じるところが多く、それがとても心地良かった。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006/12/09

最後の恋のはじめ方

製作年:2005年
製作国:アメリカ
監 督:アンディ・テナント

ロマンティック・コメディの王道を行くような作品であるのはいい。不満なのは、起承転結の“結”のエピソードが弱いところである。

ヒッチ(ウィル・スミス)が仲違いしたサラ(エヴァ・メンデス)といかにして恋を成就させるかというクライマックスでの行動があまりにストレート過ぎる。

仮にも恋愛の指南役として高給をとっている男ではないか。いかにあっと言わせるような手腕を発揮してくれるのかとワクワクしながら待っていたが、あれでは。がっかりしてしまう。

小手先でない身体を張った行動で、洗練されたそれまで彼とは違うところを強調させたかったのかもしれないが、やはりそれでは恋愛コンサルタントという特異性が弱まることになった。

いい台詞がひとつ。「人生は何年生きるではなく、至福の瞬間を知ることだ」。そうありたいものである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/12/05

ダニー・ザ・ドッグ

製作年:2005年
製作国:フランス/アメリカ
監 督:ルイ・レテリエ

首輪を取ると殺人マシーンに変身する。その設定の妙味が仰々しいばかりの登場人物やドラマ展開によって、生かされなかった。それが大いに惜しまれる。

その理由をひとつ、ひとつあげていけばきりがないのであるが、もっとも引っ掛かるのは、あまり一流とは言えない借金取りバート(ボブ・ホスキンス)が、その取り立ての手段として、ダニー(ジェット・リー)に尋常ではない格闘技を習得させるものか。

その過程は省略されているが、うまく想像できないでいる。最初からバートが闇格闘技界のフィクサーであった方が自然に感じる。どうもドラマの出発点がいびつであり、著しく映画的リアリティを削ぐことになった。

ふとしたことを知り合うダニーと盲目のピアノ調律師サム(モーガン・フリーマン)のやりとりはいい。「自己発見が少年を大人にする」という台詞には唸らされた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/12/04

リトル・ランナー

製作年:2004年
製作国:アメリカ
監 督:マイケル・マッゴーワン

奇跡を起こした聖人。それは不可能とも思える一つの課題に向かって、ひたむきに努力した姿を後生の人々が語り継ぐうちに生まれていったのではないか。

実際に奇跡を起こしたか、起こさなかったのか有無は問題でない。本作品は、そのことをコミカルなエピソードを交えながら描いている。重要なのは、一人の少年の頑張りが、友人や教師に勇気を与え、大事な一線を越えさせる要因となったことである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/12/03

いつか読書する日

製作年:2004年
製作国:日本
監 督:緒方明

何故、槐多(岸部一徳)が最後に笑っていたのか。自らの運命の皮肉さに苦笑してしまったのではないか。30年に渡る恋心がどんな結末を迎えるのか、固唾を飲んで見守ってきたが、まさかこんな形になるとは。その意外性が一つ。

お互いを見ないようにしていても、その存在を感じ取れる距離。見えない壁を築いてきたが、様々な事件を経て、その壁が崩れる瞬間。

美奈子(田中裕子)が発する「槐多!」の叫び声が深く胸を貫く。

| | コメント (1) | トラックバック (1)

« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »