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2006/11/24

ぼくを葬る

製作年:2005年
製作国:フランス
監 督:フランソワ・オゾン

ここで気になるのは、何度も少年時代のロマンが登場することだ。劇中でその理由が語られることはない。だから、余計に気になるのだ。

死期の近いロマン(メルヴィル・プポー)が祖母(ジャンヌ・モロー)のところへ訪ねていく場面が見どころの一つであるが、これも少年時代に過ごした森や遊び場に行ってみたいという思いがあったからではないか。姉との不仲も、ゲイであることも、この少年の時に起こったことが原因なのであろうと想像させられる。

もう一つ、ファースト・シーンとラスト・シーンが海岸で繋がっているところ。フランソワ・オゾン監督の作品にとって、海は重要なモチーフになっているが、本作品も果たしてそうであった。海は生命の象徴であり、そこでは何かが生まれ、何かが消えていく。

夕日を詩的に描いた幕切れは、深い余韻を残すことになる。

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