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2006/11/13

あおげば尊し

製作年:2005年
製作国:日本
監 督:市川準

この作品の中で気になるのは、葬式に紛れ込む少年の苦情を斎場が学校の担任に告げることである。こうした子供の道徳責任をどこまで学校が負うべきなのか。

クレームをつけるのであれば親の方に言うべきなのではないか。どうもこの辺りの境界線が非常にあいまいである。

現場の先生には欲求基準が年々高まっていると聞く。目先の仕事に振り回され、全く余裕が持てないでいる。その中で、先生は子供たちに何を教えていけばいいのだろうか。

本作品では、死に取り付かれた少年の本心が明らかとなる過程が感動的に描かれているが、ここまで生徒と向き合える先生がどこまでいるのだろうか。そうした呟きも止まらない。

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コメント

>ここまで生徒と向き合える先生がどこまでいるのだろうか。

こうした先生は、同僚から排除されるという背景があります。
事なかれ主義、学歴主義の時代、良い子が育つには厳しい現状です。

投稿: マダムクニコ | 2006/11/14 12:30

TBありがとう。
もう教育現場は、個別の先生の努力や良心でどうにかなるといったものとは、違う局面に入っているんでしょうね。
とにかく、怖い先生が、どんどんいなくなっていると、聞きます。
もう、義務教育という概念も、なしにしたらいいと思いますけどね。

投稿: kimion20002000 | 2006/11/17 20:24

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