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2006/11/11

グッドナイト&グッドラック

製作年:2005年
製作国:アメリカ
監 督:ジョージ・クルーニー

本作品の中でもっとも特徴的なのは、マッカーシー上院議員役に俳優を起用せず、ニュース映像を使って本人そのものが登場していることだ。このためにモノクロで全編撮影したのだろう。

ここで気付くのは、「赤狩り」やマッカーシーのことは知識として知っていても、マッカーシー本人の顔写真や映像をきちんと見たことがないということである。こういう人物だったのかという感慨がひとつ。

そして、エド・マローへの反論で、長いインタビューが収録されているが、その論旨の破綻には唖然とする。共産主義への漠然とした恐怖を煽る手法は、決して過去の話ではない。共産主義をテロリストに置き換えれば、そのままブッシュ政権の閣僚の発言としても、遜色ないものだった。

国家権力と対決することでの緊迫感に欠けるという印象もあるが、漠然とした恐怖に支配されることへの異議申し立てとしては、なかなか秀逸な作品であった。

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