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2006/11/06

カサノバ

製作年:2005年
製作国:アメリカ
監 督:ラッセ・ハルストレム

稀代のプレイボーイが真実の愛を見つけ出すという在りがちなテーマであるが、それでも飽きさせず見られるのは、脚本がしっかりしているからである。

さりげない台詞や小道具がとても大切にされていて、後の展開がスムーズに動いていく潤滑油のような働きをしている。嘘が嘘を呼んでいくところはシェイクスピア喜劇のような味わいがある。

ただ一つ気になったのは、ヴァチカンからの追及に、ヴェネチア総督が何故、カサノバ(ヒース・レジャー)の事を助け出そうとするのかということ。二人の関係性がよく分からなかった。当時のヴェネチアとヴァチカンの歴史的関係を認識していると、より興趣が深まったのかもしれない。

それぞれのキャラクター造形も巧みで、個性豊かに存在感を発揮している。特に敵役プッチ司教役のジェレミー・アイアンズが印象深い。憎々しい中にもユーモアを滲ませており、楽しげに演じていた。

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