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2006/11/19

カーズ

製作年:2006年
製作国:アメリカ
監 督:ジョン・ラセター

巧みな脚本だ。細かい伏線が絶妙に効いて後半を盛り上げる。さすがにピクサー作品であると感心させられる。見事な成長を遂げたライトニングが見せるラスト・シーンの気配りにも大いに泣かされた。それはいい。

だが、気になったのは、ラジエーター・スプリングスの住民達の触れ合いで、いかに彼の価値観を変えていったのか、その必然性が感じられないところ。

スピード重視の効率化社会の結果、寂れてしまった街の住民たち。彼らが真にスローライフを受け入れて楽しく生活しているようには見えない。

ドックの挫折、サリーの過去、親友と呼んでくれたメーターの優しさと、ライトニングの心を揺さぶるエピソードは点在している。だが、ライトニングのそれまでの生き方を変えさせる決定的要因としては、いささか弱いのではないか。

気持ち良く進行していくドラマであるが、鑑賞後、振り返って見れば腑に落ちぬ思いが残り続ける。

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