輝ける青春
製作年:2003年
製作国:イタリア
監 督:マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ
何故、あの時出て行くのを止めることができなかったのか。何故、あの時電話を取らなかったのか。失ってしまった人の後で、何度も自問を繰り返す後悔。彼らの思いが切実に響いてくる。
マッテオ(アレッシオ・ボーニ)にとって人生を変えてしまったひとつの出会い。誰かを救おうとして救うことができなかった自分の非力。
頼りない自分を律するように軍隊や警察で勤務するが、自分の居場所を見つけることはできない。自己嫌悪の中、誰とも距離を置こうとして、そのことでさらに傷ついてしまう悪循環。
唐突に終止符を打ってしまった彼の人生であるが、決して無駄ではなかったのだ。彼の存在は新たな出会いや出発を呼び起す起点となっている。それに気付けなかった彼の不幸をじっと噛み締める。
6時間6分という上映時間、DVDも2枚に渡り、鑑賞前は覚悟がいる。だが、見始めれば、イタリアの奔放な歴史と魅力的な登場人物たちに呼び込まれ、あっという間であった。なんと芳醇な時間であっただろう。映画は時間で計れない。
| 固定リンク
「製作年:2003年」カテゴリの記事
- 故郷の香り(2005.12.04)
- タイムライン(2005.12.15)
- 英語完全征服(2005.12.19)
- アメリカン・スプレンダー(2008.08.05)
- CODE 46(2006.01.05)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59722/12326246
この記事へのトラックバック一覧です: 輝ける青春:

コメント