アメリカ,家族のいる風景
製作年:2005年
製作国::ドイツ-アメリカ
監 督:ヴィム・ヴェンダース
ここで気になるには、スカイ(サラ・ポーリー)の母親について、パソコンの中の画像で登場するくらいで、全く触れられていないことである。
自堕落な俳優生活に嫌気をさしたハワードが家族を求める話だけなら、ドリーン(ジェシカ・ラング)とアール(ガブリエル・マン)の親子だけで良かった筈だ。
スカイの母親の死去とハワードの逃亡が同時期であったこと。ハワードとスカイがこの街へ同時にやってくること。スカイがハワードとアールを結びつける働きをすること。これには、亡きスカイの母の見えざる意志が働いているのではないかと感じさせる。
個々のキャラクター造形も秀逸だった。独りで毅然と生きているハワードの母(エヴァ・マリー・セイント)、ハワードを探し求める保険会社の調査員サター(ティム・ロス)、蓮っ葉なようでどこかしっかりしているアールの恋人と、それぞれが魅惑的な存在感を発揮している。
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