ビハインド・ザ・サン
製作年:2001年
製作国:ブラジル
監 督:ウォルター・サレス
1910年という年譜の記述が重要な意味を持つ。いつまでも終わりの見えない不毛な復讐劇。ブラジルの荒地を舞台にしているから、時間を超越した神話的雰囲気を醸し出している。
それでも、時代は変わっていく。新しいテクノロジーの発展により、同じ作業をしても減ってしまう収入。奴隷制度の崩壊。未知の世界へ誘う本。父親の頑なな価値観で子供たちを縛っておくことはできなくなってしまうのだ。
そうした新しい世界への希望を表しているのがブランコではないか。次男トーニョ(ロドリゴ・サントロ)が乗っているときに縄が切れてしまうのが、複雑な意味を込めた暗喩になっている。
新しい世界への脱出とも、夢からの脱落ともとれる。三男(ラヴィ・ラモス・ラセルダ)のように素直に夢へ進んでいけない逡巡がそこから感じられた。
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