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2006/09/20

樹の海

製作年:2004年
製作国:日本
監 督:瀧本智行

こんなに優れた作品だとは思わなかった。ファースト・シーンから魅了され画面に釘付けとなる。まず、こちらの読みを心地良く裏切っていく展開。オムニバス形式で4つのエピソードが進行していくが、それぞれ語り口が違っている。次はこうなっていくのかという予断をことごとく打ち破り、思いもかけない方向へ物語が進んでいく。

そして、こちらの感情に同調させて、胸を熱くする衝動が待っている。樹海の死という暗黒に対峙して、生を取り戻していく鮮やかさ。

その中でも、心に残るのは津田寛治と塩見三省との会話劇だ。接点のない二人が心を通じていくエピソードの数々が哀感とともに心を打つ。

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コメント

TBありがとう。
いい映画でしたね。
ふたりの飲み屋の会話のシーン。
僕、あの飲み屋、たしかに行った記憶がありますよ(笑)

投稿: kimion20002000 | 2006/10/14 01:39

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