蝋人形の館
製作年:2005年
製作国:アメリカ
監 督:ジャウム・コレット=セラ
キッチュな魅力に満ち溢れていた「TATARI タタリ」(1999)が大好きだったので、同じ「ダーク・キャッスル社」が手掛けているといえば本作品を見ないわけにはいきません。
その期待には充分に応えてくれる出来栄え。独特の味わいは健在でありました。クライマックスでの蝋人形館の崩壊シーンでは、独自の美学が感じられる。
だが、どうしても気になってしまうのは、襲撃者から逃げるのに、退路が限定されてしまう二階や地下室へ向かってしまうことだ。それに突っ込みを入れながら見るということがこの種のドラマの定石と言ってしまえばそれまでである。パニックに陥ったものが正常な判断ができないという事もあるかもしれない。
しかし、そうしたことが続くとある種のフラストレーションがたまり、映画の世界と自分の心に距離ができてしまう。そうした違和感をつぶし現実味を増やしていけば、恐怖感はさらに高まっていくだろう。
そして、兄妹や学生たちの微妙な人間関係がドラマに反映されていないのも惜しまれる。
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