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2006/07/21

リトル・チュン

「リトル・チュン」★★★★
(BS)1999年香港/日本
監督:フルーツ・チャン
脚本:フルーツ・チャン
出演:ユイ・ユエミン マク・ワイファン
   ゲイリー・ライ チュ・スーヤウ

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リトル・チュン@映画生活

少年チュンを巡る様々な人物関係が興味深い。それまで存在も知らなかった兄。同じ名前を持つ香港の人気スター“ブラザー・チュン”。大陸から不法移民の少女ファン。それぞれが香港と対比する何かの暗喩となって存在していると感じさせる。

少年チュンは現在の香港の象徴となっているだろう。兄は民主主義、ブラザー・チュンは香港の歴史や伝統、少女ファンは中国と置き換えてみることができ、興味深かった。

香港の猥雑な雰囲気を醸し出す街の描写も秀逸だった。そこに息づく人々の温もりと力強い生命力が感じさせる。

強制退去させられるファンをどこまでも自転車で追いかけていくチュンの姿を見ていると、小栗康平監督の「泥の河」(1981)を思い出しました。

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