サウンド・オブ・サンダー
製作年:2004年
製作国:アメリカ/ドイツ
監 督:ピーター・ハイアムズ
どんなに立派なシステムであろうとも、それを運用する人員の意識が低ければ簡単に破綻してしまう。所詮、完璧なシステムというものは存在しないのだ。それを前提に物事を進めないと取り返しのつかないトラブルに見舞われる。
この「タイム・サファリ社」の恐竜狩りツアーは、あまりにも安全問題を軽視し、リスクマネージメントがなされていなかった。今回の事態は必然であろう。
正直に言って、なかなか辛い出来栄えで、指摘しようと思えばおかしなところがたくさん見つかってくる。製作中の金銭トラブルで満足に映画が仕上げられなかったこともあるだろう。
だが、SF映画として現在に警鐘を鳴らすというテーマ性は一貫している。それだけは認めたい。
ベン・キングズレーがいつもながらの得難い存在感を発揮している。クレームをつける顧客を流れるような弁舌と不思議な論理でごまかしてしまうところはちょっとした見せ場であった。
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コメント
こんばんは~♪
いつもお世話になっております。(無言TBばかりでスミマセン)
TB有難う御座いました♪
こちらからのTBが入らないのでコメントだけでお許し下さい^^;
ちょっと力が抜けてしまうくらいに辛い出来映えでしたよね^^;
特にCGはあまりの酷さで・・・。:゚(。ノω\。)゚・。
『キング・コング』みたいに凄い事出来る人達もいるのに・・・
ベン・キングズレーが勿体無かったです(^^ゞ
ではでは~、これからもよろしくお願いします。
投稿: Aki. | 2006/06/13 04:45